「経理の業務相談」に関するアンケート 経理業務、現場が抱えている課題とは? 2大課題は「業務の属人化」「電子化への移行」

新しい税法の解釈や申告書の書き方など、経理をしていると自分の知識だけでは解決できない壁に当たることもしばしば。そんなとき、あなたなら、どうしていますか?今回は「経理の業務相談」に関するアンケートを実施しました。調査期間は2020年2月17日~3月9日です。

現場の「経理の業務の課題」とは

「経理の業務について現在課題に感じていることは何ですか?」と質問しました。



最多の回答が「業務の属人化」43%、次いで「電子化への移行(紙管理からの移行)」41%となり、「専門知識の習熟」が33%と「人手不足」27%という回答で、これらが上位4つの回答となりました。


少数派となったのは、「決算作業」18%、「経費対応(イレギュラー化、社内協力など)」16%、「売掛金の消込業務」12%、「会計ソフトの管理・入力作業」10%、「アウトソーシング活用」8%、「課題は特に感じていない」6%、「その他」4%という7つの回答結果でした。


「業務の属人化」と「電子化への移行(紙管理からの移行)」が各々約4割を占める“2大課題”といえそうです。


相談する相手は外部パートナーが中心

それでは、設問2の見えてきた経理業務の課題を、誰に相談して、解決への道を見出していくのでしょうか?


設問3では「経理の業務についての疑問・悩みは誰に相談していますか?」と質問しました。



すると、回答数1位は「税理士(税理士事務所)」49%となり、2位は「公認会計士(会計士事務所)」39%、3位は「上司・同僚」27%。次いで、「コンサルティング会社」が20%と上位4つの回答結果に。「経理代行サービス会社」が20%、「その他」8%、最後に「相談しない」が6%となりました。




最後に「課題解決に対して日々取り組んでいる点、工夫している点があれば自由にお答えください。」とし、皆さまからコメントをいただきました。一部抜粋してご紹介します。



【取り組みについて】

  • 業務の属人化にならないようにマニュアルを作成するように取り組んでいる。
  • 以前は業務の属人化が課題であったが、マニュアル化を徹底し、業務を分散化した。
  • 自分がいなくなった後でも、すぐわかるようなファイリング・マニュアル化を行っています。
  • 人手不足に対して、積極的にキャリア採用をしている。
  • 電子申請の環境を整えました。また、少しでも手続きが自動化できるように心がけしています。
  • 働き方改革の追い風を受けてIT化を進めているが、従来のやり方をしてきた情報システムと課員の考え方がおいついておらず、まずは意識改革から行っている。


       

【調査概要】 アンケート名称:「経理の業務相談」に関するアンケート
調査主体:PRO-Q編集部(ProFuture株式会社)
調査期間:2020年2月17日~3月9日
調査媒体:アンケートメディア 財務・経理PRO-Q
※本レポート内容は、会員の皆様の活動に役立てるために引用、参照をいただけます。その場合、下記要項にてお願いいたします。
1)出典の明記:「アンケートメディア 財務・経理PRO-Q(ProFuture株式会社)」
2)当ページのURL記載、またはリンク設定
3)PRO-Q運営事務局へのご連絡
※本レポート内容は、会員の皆様の活動に役立てるために引用、参照をいただけます。その場合、下記要項にてお願いいたします。
・会社名、部署・役職、氏名、連絡先
・引用先名称(URL)
・目的
・Eメール:support@pro-q.jp

この記事を「シェア」お願いします。

この記事にコメントする

コメントを投稿するには会員登録(無料)が必要です。
入会いただいた方の中から抽選で、
Amazonギフト券(1,000円分)を30名様に贈呈!

また、入会者全員にビジネスに役立つ話題の書籍等と交換できるPRO-Qポイント「100ポイント」もプレゼント中!

プロフィールPROFILE

PRO-Q 編集部

PRO-Qは「人事/営業・マーケティング/経営者/財務・経理/ITエンジニア」の職種に特化したアンケートメディアです。 職種ごとのサイト展開で、専門テーマのアンケートを毎日実施中。編集部が厳選したトレンドニュースやアンケート調査レポート、PRO-Q著名人インタビューなどを掲載中。 ビジネスに役立つ知識の情報源として、「PRO-Q」をご活用下さい。

アンケート集計結果レポートREPORTS