多様な働き方で業務効率をアップ 経理業務もアウトソースの波!? 7割が「業務によっては」委託でも対応可能と回答。
働き方改革の流れを受け、バックオフィス系の業務には自動化・アウトソース化の波が訪れています。そうした動きは企業の基盤を支える経理領域にも広まっているのでしょうか。
業務によっては「フリーランスへの委託も可能」。
機密情報のひとつともいえる会社の経理数字を扱う業務を社外の人材へ委託することについて現役経理はどのように感じているのかを聞きました。 『財務・経理の仕事を外部フリーランス人材に業務委託することは可能だと思いますか?』という質問で、最も多かった回答は「業務によっては可能だと思う」が41%、次いで「全面的に可能だと思う」が34%でした。この2つの結果を合わせると7割以上となります。 ただし、業務の性質上、外部リソースでは対応しきれない部分もあり、一括委託というわけにはいかないようです。
委託可能な業務は多種多様に分かれる結果に。
『どのような業務が委託可能だと思いますか?』という質問をしたところ、最も多かったのが「経理代行」と「清算書発行」(ともに48%)、次いで多かったのは同率で「領収書整理・記帳」「銀行振込・支払い」(ともに38%)という結果になりました。 そのほかの業務にも一定の回答票が入っており、委託可能な業務は意外と広範囲に渡るようです。
業務委託への運用課題は情報漏洩への懸念が特に多い結果に
『経理の業務委託における運用課題はどのようなことがありますか?』という質問をしたところ、業種別に違いが見られました。メーカーでは「情報漏洩への懸念」が80%で最も多く、続いて「社内ローカルルールへの対応が難しい」(40%)、「コミュニケーションが難しい(対経営層)」「社内ナレッジが残りにくい」(同率30%)という結果でした。対して、非メーカーでは「コミュニケーションが難しい(チーム内)」(58%)、「情報漏洩の懸念」「社内ローカルルールへの対応が難しい」(同率42%)と続きました。
最後に、フリーランスとして働いてみたいかをフリーコメント聞いてみました。働きたい人と働きたくない人、それぞれの意見と理由を紹介します。
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【働いてみたい!】
- 社内ローカルルールをいわれるとちょっと面倒だと思う。社内ルールと一般ルールのどちらに従うべきかは、委託元の度量に左右されるのではないか。(従業員数300~1000名未満、サービス)
- 経験も積めるしぜひ働きたい(従業員数300名未満、サービス)
- 働いてみたい。経理実務業務は会社においては、コストでしかなく、社内において人材育成に投資する分野ではない。業務効率化を図る分野。(従業員数300名未満、メーカー)
- 全く思わない。ミスした時の代償が大きい。(従業員数1000名以上、サービス)
- 思わない。便利なシステムに対応できない。(従業員数300~1000名未満、メーカー)
- あきらかに繁忙期が決まっていて、まとまって処理しなければならないので無理。(従業員数300名未満、メーカー)
【魅力は感じない】
【調査概要】 アンケート名称:「フリーランス経理担当」に関するアンケート
調査主体:PRO-Q編集部(ProFuture株式会社)
調査期間:2019年6月3日~6月24日
調査媒体:アンケートメディア 財務・経理PRO-Q
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