アサヒビールなど3社が定年後再雇用の上限年齢を「70歳」に改定
「シニアスタッフ制度」で定年後も活躍
アサヒビール・アサヒ飲料・アサヒグループ食品の3社は、60歳の定年後も継続して働ける独自の定年後再雇用制度「シニアスタッフ制度」を用意している。これまでは65歳が上限だったが、今回の一部改定により、一定の要件を満たす場合は、本人の希望があれば最長70歳まで就業を延長できるようにした(フルタイム勤務のみ)。 また、キャリアセミナーや面談、eラーニングなどにより、定年後もキャリア自律支援を行っていく。
さらに、3社のうちアサヒビールでは、独自にグループ内外の求人情報を提供する「ジョブマッチ支援制度」の適用対象を拡大。これまでは「定年前で58歳以上」の社員を対象としていたが、「シニアスタッフ制度」を利用して定年後に再雇用された社員も対象となった。加えて、再雇用社員のリフレッシュを目的として、60歳定年退職後の最大1年間有効となる10日間の特別有給休暇制度「リセット休暇」も新設している。この他、定年後に再雇用された社員による独立・開業、再就職、地方や海外への移住などを支援する「セカンドライフ支援制度」などを通じ、社員の活躍の場を増やしていく考えだ。
アサヒグループは、「多様な個性を持つ社員一人ひとりが自分の能力や適性を存分に生かすことが、新たな価値を創造し、企業の持続的な成長につながる」との考えのもと、年齢に関わらず能力のある社員が活躍できる環境を整備するとともに、多様性のある組織風土を醸成し、企業価値の向上を目指していくという。
高齢者の就業機会を確保するためには、「どのように活躍の場を広げていくか」が重要となる。年齢に関係なく、社員が活躍できる施策を検討してみてはいかがだろうか。
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