会社の基盤である会計業務だが、普段目立たない “縁の下の力持ち”であるがゆえ、新たな改善提案が積極的に出にくい部分もあるのではないだろうか。そうした会計業務の現状を探るべく、株式会社マネーフォワードは2018年11月、お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』の利用者2,572名を対象に「経費精算に関するアンケート調査」を実施した。

経費精算をせず、自己負担している人がどれだけいるかというと、調査によると実に半数近くに及ぶ 45 %であった。

※株式会社マネーフォワード調べ

経費を自己負担することがある人の“月額の平均自己負担金額”は、4,764円にのぼる。最も回答が多かったのは「500円～1000円未満」で30％。1万円以上負担した人が合計7％もいたのには驚きだ。

※株式会社マネーフォワード調べ

また、理由については、7割が以上の73％方が「経費精算をするのが面倒だから」と回答。次点が42％の「自己負担しても支障がない金額だから」、3位が27％の「経費精算に時間がかかるから」であった。

※株式会社マネーフォワード調べ

経費精算をしないで済ますのは、負担になっているからではないだろうか。『経費申請を定時時間外にすることがありますか？』との問いには、半数上回り、約6割、59％が「ある」と答えている。

※株式会社マネーフォワード調べ

経費申請を定時時間外にしたことがある人は半数を超える約6割。また約7割が経費精算をわずらわしいと思っている。特に面倒だと感じているのは「レシートや領収書の転記、データ入力作業」であるようだ。

※株式会社マネーフォワード調べ

経費精算のやり方については、いまだ「手書き・表計算ソフト」による経費精算を行なっている企業が最多を占めていた。経費を自己負担する割合や業務負荷が高い理由の一端がこの手間にありそうだ。

提出方法も従来からの「紙の領収書を台帳に貼って提出」するやり方で行なっている企業が全体の7割にも及ぶことが分かった。

※株式会社マネーフォワード調べ