軽減税率の商品も混在させた計算が簡単にできる電卓、カシオ計算機が発売

カシオ計算機は2019年5月16日、2019年10月から施行予定の軽減税率に対応し、税率が異なる商品の合計金額を簡単に計算できる「軽減税率電卓」を6月7日に発売すると発表した。本体が大きめの「DF-200RC」と、小さめの「JF-200RC」の2種類を用意する。大きさが異なるだけで、備えている機能はどちらも同じだ。価格はどちらもオープン。想定実売価格は、DF-200RCが3980円(税別、写真右)、JF-200RCが2980円(税別、写真左)。



軽減税率電卓は通常の電卓が備えるキーに加えて、「税込1」「税込2」「税計算合計」などのキーを備え、2種類の消費税率に対応する。「税込1」キーは消費税率10%に、「税込2」キーは消費税率8%に設定してあり、商品の税別価格に続いてこれらのキーを押すことで消費税額を加算する。

例えば、税別1000円の酒類(税率10%)1本、税別150円のジュース(税率8%)1本、税別620円の雑誌(税率10%)1冊の消費税込みの合計金額を計算する場合、酒類の価格を入力した後に「税込1」ボタンを押し、続いてジュースの価格を入力して「税込2」ボタンを押す。さらに、雑誌の価格を入力して「税込1」ボタンを押せば良い。「+」キーを押す必要はない。商品価格の入力が終わったら、「税計算合計」キーを押せば、税込の総額を表示する。続いて「税計算合計」キーを押すと、税抜の合計金額を表示し、さらにつづいて「税計算合計」キーを押すと、消費税額の合計を表示する。



さらに、2023年から施行予定の適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応している。この制度では、請求書や納品書に税別の合計金額と、消費税額を2種類の税率ごとに記載しなければならないが、これらの値も、計算終了後のキー操作で簡単に表示させることができる。

2機種とも電源は太陽電池と、CR2032ボタン型電池を併用する。ボタン型電池の寿命はおよそ7年。本体の外形寸法と重量は「DF-200RC」が126×179×30.9mm、約180g。「JF-200RC」が108×181.5×23.4mm、約160g。

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